↑家山川橋梁で撮影。
大井川鐵道×さくら【家山編】
春の臨時列車を撮影する
桜が開花する季節は大井川鐡道沿線が大勢の人で賑わうシーズンです。
特にここ数年は「蒸気機関車×桜」の姿を求め、海外からの観光客が増えたなと感じています。
国境を越え、大井川鐵道の魅力が世界各国に伝われば嬉しいものですね。
さてさて、大井川鐵道は例年、この季節に「サクラ臨時列車」を運行しています。
サクラ臨時列車は静岡県内の花見スポットとして有名な「家山の桜トンネル」がある家山駅と新金谷駅を結ぶ臨時列車で、約15㎞の短い区間を1日に複数回、往復します。
2019年の場合、3月23日~4月7日までの約2週間にわたり臨時列車が運行されました。
【2019年サクラ臨時列車の内容】
列車番号 | 運転時刻 | |
805 | 金谷発10:18 ↓ 新金谷着10:21 |
普通電車 |
1003 | 新金谷発10:38 ↓ 家山着11:06 |
SL急行 さくら13号 |
1103 | 新金谷発12:10 ↓ 家山着12:38 |
SL急行 さくら15号 |
1105 | 新金谷発14:14 ↓ 家山着14:43 |
EL急行 |
列車番号 | 運転時刻 | |
804 | 新金谷発10:01 ↓ 金谷着10:05 |
普通電車 |
1702 | 家山発11:18 ↓ 新金谷着11:46 |
EL急行 |
1104 | 家山発13:10 ↓ 新金谷着13:37 |
EL急行 |
1004 | 家山発14:59 ↓ 新金谷着15:27 |
SL急行 さくら14号 |
※ SL急行列車乗車の際は、乗車券のほかにSL急行料金(大人片道800円)が、必要です。
※ EL急行列車乗車の際は、乗車券のほかに急行料金(大人片道150円)が、必要です。
※ 1105列車、1702列車、1104列車は電気機関車が先頭で客車を牽引します。
臨時列車が運行される期間はシャッターチャンスが倍増!!
ざっくり、急行列車が上下線で合計8本も数打ちできる撮影者にはオイシイ期間でもあるのです。
○SL急行(新金谷駅~家山駅)×3本
○EL急行(新金谷駅~家山駅)×3本
この機会を逃してはならない!
そんな気持ちに押され、今回は2日間の日程で大井川鐵道沿線に訪問したので当ブログでご紹介いたします。
有名な家山駅周辺で撮影する
大井川鐵道沿線で列車に桜を絡めて撮影できる場所は、それなりに多いかと思います。
ただし、その年によって桜の開花時期がバラバラなので撮影地は当日の朝、ロケハンした上で決定しています。
また、数打ちする場合は新金谷駅~家山駅の間で撮影地を決めなければならないので、自ずと撮影地は絞られてしまいます。
さて、どこの桜が見頃かな!?
撮影日の当日、胸をワクワクさせながら桜の開花状況を確認しましたが、今年の桜は遅咲きの様です(汗)。
ネットニュースでは満開のハズでしたが、満開の桜はほとんどゼロ・・・。
家山川橋梁と大和田駅の桜が8割~9割程度かな!?
五和周辺の桜に至っては5割程度・・・。
したがって、今回は消去法で家山駅周辺と大和田駅周辺の桜を撮影することに決めました。
↑撮影地は家山駅周辺に決定!!
家山駅周辺は、大井川鐵道沿線で最も有名な桜のお花見スポットだと思います。
4/3時点。家山の桜トンネルは満開です! 緑地公園ももうすぐ満開です! 1週間ほど天気も良く、家山で桜を楽しめそうです。 pic.twitter.com/7BEP2BsI0D
— 大井川で逢いましょう。 (@oigawa_online) 2019年4月3日
家山地区には200本以上のソメイヨシノがあり、桜トンネル周辺は「かわね桜まつり」の特設会場が開かれ大勢の観光客が訪れます。
↑インフラも整備されています。
訪問した日、蒸気機関車と絡めて撮影できる桜の中で最も開花状況が良かったのが「家山川橋梁」付近の桜でした。
↑家山川橋梁と桜。
家山川橋梁は家山駅から家山の桜トンネルに向かうほぼ中間地点に位置します。
↑金谷起点約16㎞に位置。
この橋梁は桜まつりの河川敷臨時駐車場付近に位置するため、大勢のギャラリーで賑わいます。
↑桜トンネル×鯉のぼり
個人的な見解ですが、家山川橋梁周辺の河川敷はファミリーさんに強くオススメしたい蒸気機関車のビュースポットです。
↑太陽の光をいっぱいに浴びる。
理由は、キャパが広く視界が開けているので、ちびっ子の身長でも列車と桜を楽しめること。
↑河川敷から撮影した1枚。
そして、道路沿いの眺めが良い場所は大型車の交通量が多く、子供達には危険だと思うからです。
↑群生する桜の周辺で撮影。
また、この場所であれば、のんびり家族で蒸気機関車の通過を待つことができます。
↑お立ち台で撮影。
さて、ここからが撮影の本番!!
まずはお立ち台付近から普通列車と桜を撮影します。
河川敷よりやや高台に位置するこの場所、個人的にはギャラリーが少なく、光線状態が良好な朝の撮影がオススメです。
ちなみにキャパは数名程度です。