蒸気機関車を訪ねる【鹿沼公園のD52 235号機】

↑今回の舞台は鹿沼公園駅!?

蒸気機関車訪問記
in 相模原市の鹿沼公園

雪国仕様の蒸気機関車

形式 D52 235号機
製造所 鹿沼公園
製造所 川崎重工
製造年 昭和21年1月
保存状態 ★★★☆☆
見学自由度 ★★★☆☆

今回は、相模原市中央区の鹿沼公園に保存されているD52 235号機を訪問しました。

D52 235号機は昭和21年1月に川崎重工で製造され昭和48年に廃車後、相模原市に貸与され鹿沼公園で静態保存されています。

D52と言えば国内最大出力を誇る貨物列車牽引用の蒸気機関車で285輌製造、現在では全国に7輌保存されていますが、なぜか3輌が神奈川県、2輌が静岡県で保存されています。

そんなD52 235号機、初めて出会った感想は・・・。

雪国仕様の蒸気機関車

現役時代は函館本線や室蘭本線で活躍していただけあり、平塚市文化センターのD52 403号機とは所々で違いが見受けられました。

また、足回りを確認すると、薄化粧で車輌の刻印がクッキリ残されていますが、刻印番号はD52 235号機の他、D52 138号機、D52 140号機?の刻印を確認することができました。


↑位置を案内図で確認♪

蒸気機関車の展示場所は鹿沼公園の入口付近、地図上の左下です。


↑柵に守られています。

蒸気機関車全体は鉄格子で囲われ、出入口に改札口の様な建物が設置されています。

建物の右手に見えるのは交通標識。

実は、展示場所の前におもちゃの車を運転できる交通公園が広がっています。
↑その名も鹿沼公園駅。

今でも蒸気機関車はちびっこ達の憧れなのかな?


↑見学時間が決められています。

蒸気機関車の見学について
見学時間
午後9時00分から午後0時30分まで
午後1時30分から午後4時30分まで
なお、交通公園遊具貸出時間中は、少々お待ちいただくことがございますのでご了承ください。
詳しくは、管理事務所へお尋ね下さい。
↑簡単な案内板が設置されています。
蒸気機関車(D52-235)
わたしは、デコ2です。日本で最も大きい型の貨物機関車です。1946年(昭和21年)第2次世界大戦の直後のに生まれ、主として北海道の函館本線と室蘭本線で、貨物の運搬をしていました。国鉄の近代化とともに、1973年(昭和48年)引退し、函館五稜郭機関区でねむっていました。
このたび国鉄のご協力により、相模原市にまいりました。どうぞいつまでも、かわいがってください。
◎らくがきをしないでください。
◎部品をこわしたり、持ち帰ったりしないでください。
◎危険ですから機関車にはのぼらないでください。
◎D52型機関車は、うしろに石炭と水を積んだ炭水車(テンダー)をつないでいる過熱式蒸気機関車です。
◎235とは、D52型機で235番目につくられた番号です。
↑こちらは詳しく紹介されています。
製造所 汽車製造1D1過熱テンダ機関車 形式D52 整備改造
シリンダ直径×行程 550×660mm
使用圧 16.0kg/c㎡
火格子面積 3.85㎡
全電熱面積 244.9㎡
過熱電熱面積 77.4㎡
全蒸発電熱面積 167.1㎡
爆管蒸発電熱面積 147.4㎡
火室蒸発電熱面積 17.9㎡
アーチ管蒸発電熱面積 2.2㎡
ボイラ水容量 9.87㎡
大煙管(直径×長×数) 140×5000×35
機関車重量(運転設備) 85.13t
機関車重量(空車) 74.42t
機関車動輪上重量(運転設備) 66.29t
炭水車重量(運転設備) 51.79t
炭水車重量(空車) 19.74t
水タンク容量 22㎡
燃料積載量 10t
炭水車形式 10-22A・S
弁装置ノ種類 ワルシヤート式
製造初年 昭和18年
改造初年 昭和26年
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