↑今でも残るどこか懐かしい風景。
大井川鐵道×新茶【崎平編】
そして八十八夜
手摘みで収穫する一番茶を撮影
翌日の5月2日、八十八夜は見事な快晴!!
撮影地周辺の茶畑もついに一番茶の茶摘みが行われます。
↑八十八夜は待ちに待った快晴でした。
この日もヘッドマークや日章旗を装着しての運行です。
「茶摘み」と「日章旗」の貴重な風景を求め、この日も向かったのは・・・。
やはり、崎平の茶畑でした(汗)。
↑新茶を手摘みで収穫する農家さん。
茶摘みの時間は茶畑によって決められていて、茶摘みの時間になると・・・。
新茶の収穫を待ちに待った農家さん達がやって来ました!!
素晴らしい機会なので、この日は農家さんに許可をいただき、茶摘みをメインに撮影させていただくことにしました。
↑愛情込めて育てられた茶葉を収穫。
一家、総出で新茶を摘む姿を拝見すると、本当に心が和みます。
~茶摘み~
1.夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠2.日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ
この日は八十八夜と重なり、古くから伝わる茶摘みの歌が頭の中に流れます♪
様々な問題でお茶農家さんが減り、機械を駆使して茶葉を刈るのが主流になる中、崎平では現在も手で茶葉を摘んでいます。
↑手摘みで収穫されます。
新茶を手で摘むのは大変、苦労な作業でありますが見事な手さばきで黙々と収穫します。
お茶農家さんいわく、手で摘むことで味が良い、若い茶葉をまるごと収穫することができるとのこと。
また、機械で刈り取る場合、茶葉を大きく育てないと刈ることができなく、茶葉を途中で切ることにもなるので味が落ちるらしい・・・。
↑一日の収穫量は限られますが・・・。
一日の収穫量は機械刈りに叶いませんが・・・。
愛情を込めて丁寧に収穫された茶葉は格別です。
↑お昼まで休まずに収穫します。
お茶の栽培はまさに静岡の文化!!
今後も良き伝統を守り続けていただきたいものであります。
さて、そんな茶摘みも1003レが通過する正午頃、お昼休憩に入ります。
この時間帯は、茶摘み×蒸気機関車の風景を撮影できないので・・・。
昨日、撮り損ねた場所で横位置撮影に挑戦しましたが・・・。
↑休憩中に1003レが通過しました。
煙を収穫することはできませんでした。
続いての101レが通過する時間になると・・・。
農家さん達がお昼休憩から戻ってきました!!
↑101レはお茶農家さんをモデルに撮影。
そこで、101レはお茶農家さんをメインに撮影させていただくことになりました。
蒸気機関車が通過する時間はお茶農家さん達も作業を止め、車窓の風景を楽しむ乗客の皆さんに手を振って歓迎します。
↑乗客に手を振って歓迎します。
歓迎に応えて手を振り返す乗客の皆さん・・・。
私はこの様な風景がどこか懐かしく思え、大井川鐵道沿線の虜になりました。
↑車窓から眺める茶畑も格別なはず・・・。
列車が通り過ぎると、何事も無かったかのように茶摘み作業を再開します。
↑後ろ姿もカッコイイ・・・。
収穫を終え、袋いっぱいの新茶を担ぎ茶畑を後にする姿もキマっていました。